♫ 口を開ける・奥に空間を

今日もレッスン中にアドバイスした事柄のご紹介です。

歌う時に口を開けるのは大切です。
でもどのぐらい開けたらいいの??
と、悩む前に
1度自分がどのぐらい口を開けて歌えているのか
鏡などを使って確認しましょう♪
「思った程 開けられてないなあ~」と気づく方が多いと思います。

さて、ではどのぐらい口を開けて歌えば良いか?
まず、開け過ぎはNGです。
めいっぱい開けてしまうと、顎や首に力が入ってしまって逆効果。
そして、開けなさすぎても
声帯やその付近に変な力が入ってしまって良くありません。

では開ける目安はというと
練習時では指が縦に2本~2.5本分入るぐらいの開け方が良いかと思います。

ここで注意がひとつ。
歌う時は口はそんなに開けなくてもいいんですよ!と教えられた方も多いと思います。
はい、私も賛成です。

確かに、いろんな歌手の方を見ると
全員が全員、口をしっかり開けているとは限りませんね。


実は開け方が問題なのです。
大小の差はあれ歌が上手な方はみんな

「口の奥の方」が開いているのです。

言い方を変えると
みなさん口の奥の方に「空間」を作れているのです。

「口を開ける」という事に少しも注意を向けず

顔の筋肉も動かさず無表情で歌うと
喉に負担がかかってしまいますよ。

最終的に口の奥に空間が作れるようになる為にも
まずは指2本が縦に入るぐらい口を大きく開ける練習をしましょう(^^)


もう一つ
上の奥歯を真上に引き上げるつもりで口を開けると
イメージが掴みやすいですよ。

何か四角いものにガブっと噛みついてそのまま声を出す・・・と
イメージしても分かりやすいかも知れませんね。


よ~し!分かった!
口を開けるんですね!!と歌い始めたあとに起こること。
  ↓
発声練習の時には出来たのに
歌になったら口を開けるのをすっかり忘れてしまった。

最初は口を開けて歌えていたのに
歌が進むにつれて開かなくなってくる・・・という事も多々、多々、多々あり!(^^)
開けているつもりなんですけどね。知らないうちにだんだん閉じてしまうんですね。

歌の最後まで気を抜かないように頑張りましょう~~(^^)/