♫ 「鼻に響く声」と「鼻声」

『「鼻に響く声」と「鼻声」は違うんですか?』 という質問をいただきました。

答えは → 違います(^^♪

 

確かに「鼻声」も鼻の奥で響いている感じがありますよね。
響いているので、「響いている声とは違う」と言われても「どこが?」となりますよね(^^♪

 

ということで
改めて「鼻声とはどういう状態か」を検索してみましょう。

鼻声とは・・・

〇鼻の疾患によっておこる声質の変化。
〇鼻が詰まったような声。
〇鼻にかかったような声。 などなど

 

そして
鼻声の原因は・・・

〇風邪による鼻づまりなど
〇副鼻腔炎などの炎症

〇花粉症など、アレルギー


鼻の中の粘膜などが炎症を起こして腫れると
鼻の中(空洞)の形が微妙に変わってしまうわけなので
そうなると、声の音色も変わってきます。
鼻声は「響いている」ように感じますが
炎症の結果「響いているような音色に変わっちゃっている」ということになります。

この「変わっちゃっている」というところが大切!
自分の意志ではない炎症によって
「変わっちゃって」いるんです。

 

変わっちゃっても響くならいいじゃ~ん!と思わないでください(^^♪
鼻声になっている時の症状は


〇鼻が詰まって息が苦しい
〇口を開けないと息が出来ない

〇鼻水で下を向けない  

こんな感じですよね。書いているだけでも苦しい(笑)

 

鼻が詰まっていて鼻に響かない状態だと
明らかに歌のパフォーマンスが落ちます!

私の感覚では鼻がつまっていると

・音程がはまらない
・喉に負担がかかる
・自由に音程を行き来出来なくなる

・歌詞が言いにくい(発音しずらい) などで
思ったように歌えずストレスを感じます。

鼻が詰まっていると息も深く吸えないので
首から下の腹筋とか背筋を使う腹式呼吸は忘れ去られて
ものすごく浅い胸式呼吸にもなりそうです。

そうなっちゃいますよね。
鼻が苦しいんだもの。

ざっくりですが
ふたつを定義するとすると

☆「鼻に響く声とは」
  鼻の奥のどの空洞(共鳴腔)が共鳴して響いている。
  声を出す楽器として機能している。

☆「鼻声とは」
  風邪など鼻の炎症で音色が変わっている。
  声を出す楽器としてあまり機能しない。

風邪はしっかり治しましょう!
鼻が通る、通らないで
歌の上手さが数倍変わります(^_-)-☆
これ、絶対!!(^^♪