「口をしっかり開けてくださいね」
よくレッスンで言われるセリフですね。
さて、みなさん、
どうやって口を開けてますか?
それでは、実際に口を開けてみましょう!
そして観察です。
顎は疲れませんか?
首は疲れませんか?
顎は上がっていませんか?
疲れるなら どの辺が?
痛いのなら どの辺が?
この観察はとても大切です。
口を開けることそれ自体で必死になるようなら
他の場所に負荷を与えているかもしれません。
口は開けすぎると かえって良くないのです。
それに、開けすぎて顎が外れでもしたら大変です。
学生時代に声楽家のお友達からレッスン中に顎が外れた人の話を聞いたことがありますが
あれ、ものすごく痛いらしいですよ~~~(><)
話を戻して。。
横から見て > の字で開けるのは良くありません。
横から見て コ の字で開けるのが良いですね。
具体的には
横から見て >の字は、口の一番先端である唇が目一杯開いている状態で
横から見て コの字は、口の奥が開いている状態です。
私のレッスンでは 上の歯の左右とも一番奥の歯(奥歯)を持ち上げるように口を開けて~とお伝えします。
「顎を頑張って開ける」のではなく「奥歯を引き上げる」
そうすると口の中の形も変わってきます。
最初の >の字 から コの字になりますね。
そしてもうひとつ、口の中の形をイメージしましょう。
マクドナルドのビックマックにガブっと噛みつきながら声を出す感じです。
それも 自分がビックマックにかじりつく のではなく
ビックマックのほうから 来る感じです。
余談ですが
ずっと前にグループレッスンで「ビックマックにかじりつく感じで~」と言ったところ
9割の生徒さんから「ビックマックを食べたことないんです」と言われました(笑)
そもそもハンバーガーは体に良くない・・という理由でした。 みなさんすごい!健康志向!!スバラシイ!
私個人の意見としては、ビックマックは美味しいです(笑)
余談はさておき、
口の開け方の問題なので、ビックマックを ガブっとかじったまま声を出しているところをイメージしてください。
四角い箱でもいいですよ。
上の図の右側の形でお願いします。
そうすると、上の奥歯が上にあがって、口の奥も開いていませんか?
これはほんの一例です。
口の奥が開くというのが どのような感じなのかイメージすること、
そして観察することが大切です。
勇気を持って、口を開けるという概念を変えてくださいね。