♬ 呼吸〜鼻で深く吸ってみよう!

歌う時に必要な息。
どうやって吸ってますか?

「え?私、どうやってるだろう」
息を吸うって当たり前すぎて
改めて聞かれると一瞬悩みますよね😃

今回はじっくりと呼吸に意識を向けてみます。
実際に歌ってみて、どうやって息を吸っているか、研究してみましょう。

まず、
鼻で吸っているか
口で吸っているか
鼻で吸っているならその時に口は開けているか閉じているか


もちろん、どれが正解というわけではありません。
私も鼻と口、両方で吸っています。

でもやはり、しっかり吸いたい時には鼻で吸います。
私は、鼻で吸う時にこんなふうに感じます。

・背中の後ろの方を通って深く息が入る

・腹筋の下の方まで息が届く感じがする
・体の芯が感じられる
・腹筋の支えがしっかりする
・体が起きる
・体が使いやすくなる などなど

なんとなく羅列してみましたが
要するに、鼻で息をすると
「歌を歌う『楽器』としての体を感じることができる」のです。

そういうわけで
鼻で息を吸えるということは結構大切なのです。

「よしわかった!鼻で吸うんですね!」とやってみたけど
鼻で息を吸ってもあまり息が入らないし、苦しいんですけど。。。という方もいらっしゃると思います。


そんな方は特に自分がどうやって吸っているのか
必ず鏡を見て確認してみましょう。

まず、息を吸うときに
鼻が凹んでいませんか?


息を吸う時にここが凹むと浅い息になりがちです。
胸の上の方が膨らんで肩も上下していると思います。
ほぼ胸式呼吸になってますね。

息を吸う度に、体も上に伸びているのでは?

普通に息を吸うだけならそれで良いのですが
歌を歌うときにはもっとお腹を使った腹式呼吸が良いのです。

では、調整していきましょう。

まず、腰の真上に肩、肩の真上に頭が乗っているとイメージしましょう。
首に頭の重みを感じない姿勢です。
頭がこの位置にあれば、頭の重さで肩が凝るということもありませんよね😃

次に、鼻が顔の表面に付いていると思わずに
頭(頭蓋骨)の中心に付いていると思って息を吸ってみてください。

さあ、どうでしょう。
これだけで最初よりも深く息が吸えたのではないでしょうか。
肋骨の下の方が膨らんで、腹筋も動いたのではないでしょうか。
吸った瞬間に体も起き上がりましたよね。

もし、鼻を膨らますことが出来る方は
膨らませながら同じことをしてみてください。
より一層腹筋の動きを感じられると思います。


浅い息 と 深い息  鼻で息を吸っているときの感覚の違いはというと・・


浅い息→賞味期限切れの食品の匂いを嗅ぐ時の ”クンクン” という感じ
深い息→高原で「空気がおいしい〜」と両手を広げて深呼吸する感じ

想像していただけましたか??😃


鼻でしっかり呼吸ができるようになると必然的にお腹を使うので腹筋も鍛えられます。
お腹に意識が届くようになって、自然に腹式呼吸も上達していくと思います。

腹筋トレーニングの意味も込めて
鼻で呼吸をする練習をしてみてくださいね。

そしてもう一つ。
練習するときは口角を上げて笑顔でやって見てください。
効果倍増ですよ!!