例えば ドレミ〜と音が上がっていく場合、階段を一段ずつ上るように音を上げていくのではなく、
ドよりもレ、レよりもミ…と口の中や喉の奥を開いていくようにしましょう。
「ド」という丸くて柔らかいパン生地を、音が上がるにつれて伸ばしていくようなイメージです。
お腹の支えも忘れずに♪
歌に表現をつける為に1番先に実行するのは強弱。では、その次は何?
殆んどの方がこの「強弱」のみで表現しようとします。 意図的でもそうでなくても。。。
メロディに歌詞(文字)をあてはめようと、そればかりに囚われると、機械みたいな歌い方になりそうですね。
歌は「歌詞」が伝わらないと味も半減。
歌詞を表現す為に、メロディからの目線だけじゃなく、ちょっと視点を変えて「歌詞」から曲を眺めてみましょうか。
まず、普通に読んでみてイメージを掴んでから、改めて歌ってみましょう。 歌の雰囲気も変わるはず♪
音が高くなるにつれ口の中や奥が締まると喉も閉まります。
喉に負担がかからないようにする為にも、口の中や奥は開いておきたいですね。
このぐらい開けたいな〜と思ったらその通りに自由に調節出来るようになればいいですね。でも、開けようとしてるのに 上手く開けられない.. 開いた状態をキープ出来ない..などは、「舌の力が入りすぎ」が原因かも知れませんね。
舌の力を抜いて自由に動かすトレーニングも取り入れていきましょう。
楽譜通りに正しく歌っているのにどうもポップスっぽくならないなあ。。。ということがよくあります。この上なく正確なのに^_^
「メロディーを歌う事=歌う事」それは勿論正解ですが、そのメロディーの下には常に「リズム」が流れている事を意識してみましょう。
体でリズムに乗ってみて、軽くメロディーを口ずさんでみましょう。
それだけで歌が立体的にみえてきませんか?
メロディーに寄り添うものが「歌詞」。その逆もまた然り。
歌詞が先に出来た曲、メロディーが先に出来た曲、同時出来た曲もあるかも
でも、どれを取っても歌詞の意味が理解出来ないようなメロディーにはなっていないはずです。そした、そのメロディー、その譜割り(リズム)にした理由が必ずあると思います。強調したい言葉があるところにはアクセントがつけやすいメロディーになっていたり、他よりも長い音符が使われているかも。
そのあたりを読み取っていくと、強くしたり弱くしたり、優しくしたりなど、おのずと歌い方に変化が出てくるのではないでしょうか。
喉(声帯)に力が入ると声が詰まります。力技では声帯が上手く振動してくれないもです。だから、気合いだ〜!と頑張らずに、まずは声を響かせる事に目を向けてみてください。鼻腔(鼻から息を吸った時の通り道)に響かせる事が大切。それには鼻濁音の練習が効果的です。
「息が苦しくて…たくさん吸っているのに息が続かないんです…」という生徒さんの悩み。
これは肺活量の問題もあるかと思いますが、「ブレスのタイミング」というのも大いに影響します。
歌いだす直前に歌うタイミングに合わせて吸うのがブレス。休符があるから息を吸うのは単なる息継ぎ。
この違い、案外気づかないものです。
吸いすぎも注意。息が続かないからたくさん吸わなきゃ!と頑張ってお腹が膨らみすぎては体も上手く動かず逆効果になります。
「息は吐いた分だけ勝手に入ってくる」ぐらいに、気持ちに余裕を持つのも大切かと思いますよ。
曲の最初に限らずフレーズも最初も含めて、歌い出しの声が安定しないとその後も引きずるように不安定な歌になりがち。
例えば「あなた」という歌詞でスタートするなら歌い出しの母音は「あ」。
1拍目からスタートするなら、その小節がきたから なんとな〜く「あ〜」と言ってみてその後音符通りに「なた」というのでは準備が遅すぎです。
そう!歌い出しは準備が大切なのです。
歌い始める小節のずっと前からリズムをとって、母音の「あ」の口を作り、その「あ」がどの音程なのかイメージして初めて「あなた」と歌い始めてください。
日本語は母音が必ずついてくる言語です。口の奥でしっかり母音を作れたらもっと安定します。
母音についてはまた後日。
力が入りすぎていて、悪い意味で声に隙間がない状態です。胸にも力が入っていませんか?胸に力を入れて声を下に押し込めているにでは??
胸や喉に力が入ると声帯も強張って良い声が出ません。程よく声帯の力を抜いて共鳴させる事が大切です。
力を抜く為に、まず全部「は」で、そしてスタッカートで歌ってみましょう。
その時には手をお腹に当ててお腹が動いているか確認しながらやってください。動き方は わっはっは…と笑う時と同じ動きです。
そして「はっ」という音がお腹まで届いているのを感じてください。軽く。軽くです。
口はしっかり開けられていますか?
口を開けると言っても、顎が外れる程開ける必要はありませんが、ある程度のメリハリをつける為にしっかり口を開けてください。
特に母音の「お」の時に口が開けられていない事が多いですね。「お」と開けているつもりでも「え」ぐらいしか開けていない・・・という事も大いにあります。
鏡を見ながらチェックを。
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