♫ 口はデコルテから上と思うぐらいが ちょうどいい

「歌を歌う、声を出す時には
   腹筋と背筋で支えましょう!
   そして、その上はリラックスですよ〜〜」と
レッスン時にはいつもそうアドバイスをします。
ブレストレーニングなどをして
腹筋や背筋は使えるようになるのですが、
首の力を抜くことはみなさん案外難しいようです。
昔からの癖で「歌うのは喉」と勝手に脳が判断してしまうのでしょうか?(^ ^)
首の力が抜けない原因として
腹筋背筋と喉と、ふたつの場所を同時に操縦して声を出そうとしている気がします。
2箇所を同時に操ろうとしているわけなので、
返って難しくなってしまっています。
頭も混乱しますよね。
どちらか一方に意識を集中して
どちらか一方は楽にしましょう。
勿論、楽にするのは首の方ですね。
でも、長年体に叩き込まれたこの癖を抜くのはとっても難しいですね。
やっているうちに、力が入っているのかどうかも分からなくなってくる。

首の力を抜くのって
実は結構難しいんです・・・トホホ。

そこで・・・
口を開けるときや発音するときに首に余計な力が入らないように
思い切って「口」の概念を一度変えてみましょう。
私がレッスンでよく言うのは
デコルテから上が口だと思って!」
 
デコルテとはファッション用語で
首元から鎖骨、胸元までが一般的だそうです。
思いきって
首から上が全部口!というふうにイメージしたら
首の余分な力が抜ける感じがしませんか?
今まで口や首に力を入れて歌うのが普通で正しいと体が勝手に覚えてしまったので
それをやめるのは
難しいし
勇気がいるのです!!
だから、
思い切りイメージを変えてみましょう。
思い切って
「デコルテから上が口!」
デコルテから上をダラダラ横に揺らしながら、
できれば、肋骨から上をダラダラ横に揺らしながら声を出してみましょう。
力を抜くためのダラダラ作戦です!
でも
くれぐれも腹筋背筋でしっかり体の中心を支えるのは忘れないように♫