♬ 自分の歌を録音しよう!

「録音した声を自分で聴く」
これには抵抗がある人が多いように思います。

普段聴いている声と録音した声では
自分の耳に達するまでのメカニズムが違うので
聞こえ方が違います。
よって「きゃ~~!わたしって こんな声じゃな~い!!」
と、受け入れ拒否状態に陥るんですね。

でも、自分以外の人が聴いている声って
録音の声なんですよね(^^)


私はレッスンの時に「録音をしてくだいね」と勧めます。
私が言わなくても自分で進んで録音される方も勿論いらっしゃいますが、
やはり、録音をしない方、または、録音をしてもそれを聴かない方もいらっしゃいます。

その理由は。。。。。
「自分の歌(声)を聴いていられない」
「自分の歌(声)に耐えられない」

そして。。。
「もうやめて~~~! 自分の声、聴いてらんないわ~~
   早く止めて! 早く止めて!!」

となります。
実は私も昔はそうでした(笑)

声質も勿論、テンポも乱れているし音程は低いし・・・
ツッコミどころ満載です(-_-;)
まさに「録音はしたけれど聴かない(聴けない)派」。

でも、本気で歌の勉強をし直したとき
勇気を持って自分の歌(声)を録音し、聴く、そして修正という作業を始めました。

そしてレッスンの成果が出るにしたがって
自分の声を聴くことに抵抗や違和感がなくなっていきました。

もちろん、毎日聴けば「慣れてくる」というのもありますが
以前に感じた「あ~!もう消して!消して!」という感覚はなくなったのです。

それは何故か・・・


自分の録音が聴けなかった時は


「こんな感じに歌えてるはず!」と思って録音を聴いてみたら
     
「あれ?何かが違うぞ!」
  ・声が違う(変な声~~💦)
  ・音程が違う(もっと合ってるはずなのにぃ~)
  ・声の音量がデコボコ(聴きにくい~)

  ・あのアーティストと違う

 

結果・・・自分の歌が聴けない、聴きたくない、となります。


自分が理想とする歌と、実際の自分の歌の間に

 

大きな差(乖離)があるんですね。
この差が大きいほど違和感を持ち
録音を聴くのが嫌~~となるのです。

でもここで朗報!
練習してだんだんこの差(乖離)が小さくなっていくと
録音した自分の歌が聴けるようになってきます。

声もしっかり出て、音程も安定してくると
自分の歌が聴きやすくなってくるんです!!

だから、
自分の声(歌)を聴くのが嫌~~~!という方も
頑張って聴いて欲しいのです。

録音はスマホでOK!

第三者になったつもりで聴いて
音程の違うところや苦しそうに歌っているところをチェックしていくうちに
「ここをもっとこうすれば上手くなるかも」というところが見えてきます。
そのうちそれが病みつきになったりして(笑)

まずは自分の歌をしっかり聴くことが大切です。
最初は辛いかもしれませんが
少しずつ少しずつ挑戦して
最終的に「自分の声(歌)が大好き!」というところに到達しましょう!!!